一人の少女を4年間撮り続け、青春の甘酸っぱいひと時を見事に収めた儚くも美しい写真集。
被写体は、アイドルでもモデルでもなく、ごく普通の一人の女の子。でも撮影者にとっては、とても特別な存在であることが、ひしひしと伝わってきます。少女の持っているピュアな気分と、壊れそうなもろさ、目を離すとふっと消えてしまいそうな危なっかしさ。それらを絶妙な距離感で大切に切り取った写真たちは、痛々しいほどに切なくて、こんなにもきれいなのです。
2007年に刊行・版元の倒産により入手困難となり2011年に復刊。
学研
2,750円 (税込)
B5
256頁